2019年02月20日

パドレス、マニー・マチャドと契約

パドレスはFA三塁/遊撃手のマニー・マチャドと10年$300MMで契約と報じられた。フィジカルチェック後に公式発表の見込み。ホワイトソックスとフィリーズらに競り勝ったオファーはMLBのみならず、北米スポーツ史上最高額のFA契約となる。

The AthleticのEno Sarrisはパドレスと今回のマチャド加入は「完璧な組合せ」だと称賛している。

2019年のパドレスにはさほど大きな影響をおよぼさない。今年は76勝86敗との予測で、5+WARのマチャド加入でも勝率5割程度だろう。

本格的な意味を持つのは2020年以降だ。現在マチャドは26歳で、一般的には絶頂期を1-3年後に控える年齢だ。そして1-3年後の2020年-2022年は、パドレスが近年取り組んできた育成開花時期と合致する。

メジャーレベルで年俸を極限まで削る一方、2015年大型補強の失敗から早めに舵を切り、ベテランをトレード放出しシングルA以下のプロスペクト獲得。さらにドラフトや国外FAマーケットでの大盤振る舞い、ルーキーリーグのみ経験者含むルール5ドラフト指名選手3人メジャーロースター残留等、パドレスがあの手この手で大量に溜め込んだプロスペクトが続々とメジャーデビューする。

今年はタティスに加えクアントリル、ローガン・アレン、ネイラー。来年はパダック、モレホン、バエズ、オースティン・アレン。再来年はゴア、パティーニョ、エスピノーザ。

彼ら全員が大成するとは考えづらいが、30球団トップの質と量を保つと称されるパドレスファーム組織がトップチームに大きな影響を与える収穫期が始まりつつある。投手陣のFAにほとんど手を付けない理由も投手有望株の層の厚さにある。

なお2019年のパドレス年俸$75MMのうち、$23MMはオリベイラ、ヒューズ、ジョーコ、シールズ、リチャードら現在パドレスでプレーしていない選手分の負担である。2020年負担分はオリベイラのみとなり、さらに戦力資金に余裕が生まれる時期は今回の補強と合致している。

遊撃守備を好んでいるマチャドだが、パドレスでは球界屈指のプロスペクトであるフェルナンド・タティス・ジュニア(5月頃昇格見込み。それまではキンズラー二塁でウリアス遊撃)に譲り、評価が高い三塁守備に就く見込み。1-2年前まではタティスの守備を不安視する声もあったが、今は平均以上の守備をこなすだろうという評価を得ている。一塁ホズマー、二塁ウリアス、遊撃タティス、三塁マチャドの布陣は近年低評価だったパドレスの内野守備を一気にアップグレードする。

まだ攻守においてFangraphsのFans指標は2019年時点でドジャース、カブス、アストロズに次ぐ16+Winをもたらすと評している。さらにホズマー以外の三人は今後数年にわたり成長する年齢だ。

なおマチャド獲得により、もう一人の若手大物FAブライス・ハーパーの争奪戦からは退場というのが大方の見通しだが、そう確実とも言い切れない。

マチャド込みのチーム年俸はまだ$110MM程度とリーグ平均に至っておらず、平均以下のチームがワールドシリーズを制した例は1984年以降僅か3回(2002年エンジェルス、2003年マーリンズ、2015年ロイヤルズ)で、あからさまに平均以下の例は2003年のマーリンズのみである。球団評価額の25%に相当する史上最高額契約という投資の最終目的は、久しぶりのプレーオフ出場にとどまらないだろう。

ハーパー以外のレギュラーレベルのFA獲得はおそらく無いだろう。今季の優勝を目指していないので、すでにピーク年齢を超えた選手が大半のFA市場から急いで即戦力を獲得する理由がない。パドレスはエース級の先発投手が不在だが、トミージョン手術で1年半ほど離脱されるリスクを鑑みると、最短のオプションは今季シーズン半ばで余剰外野手を一方層の薄いインディアンスかフィリーズ辺りに放出し、トレードで獲得する選択肢ではなかろうか。仮に高年俸のマイヤーズを放出するにも、故障とコンバートで低成績明けのため今トレードを模索しても大きな見返りは期待できないだろう。マーゴも2年目の壁に面しコルデロは肘の故障明け。レンフロー、レイエスらもトップスターターを招き入れる程の成績は残していない。残留、放出いずれにせよ、2019年は彼らの実力見極めの年でもある。

パドレスは過去ワールドシリーズ出場2回を含む5回プレーオフに出場しているが、いずれの時も主な戦力補強は即戦力ベテランのトレードで行われており、ここまで長期的なボトムアップの育成をベースにした入念なチーム作りは球団史上初めてである。強力なファーム組織を以てしても埋めきれなかった三塁レギュラーの座を超大物FAで補強することにより、パドレスの2020年優勝という目標はチームの内外に明確に発信されたと言えるだろう。


posted by つかみ男 at 18:40| Comment(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2011年10月23日

ジェド・ホイヤーGM、カブスへ移籍確実

パドレスのジェド・ホイヤーGMが、シカゴ・カブスのGMに就任することが確実となった。併せてアシスタントGMのジェイソン・マクロードもカブスに移籍する見込みで、既にパドレスはカブスに二人との交渉を許可。既にカブスは、今年までレッドソックスのGM職にあったセオ・エプスタインを球団運営責任者として招聘。そのエプスタインがボストン時代にアシスタントGMだったホイヤーを呼び寄せた形になる。パドレスは放出するGMの代償は得ない模様。

ホイヤーの後任は、パドレスの球団運営副責任者であるジョシュ・バーンズが確実視されている。バーンズは、現パドレス筆頭オーナー、ジェフ・ムーラドがダイヤモンドバックスのCEOだった際にもGMを務め、2007年にチームを地区優勝に導いた。その功績を評価したムーラドから8年契約を与えられたが、そのムーラドがパドレスに去った後の2010年の夏、成績不振の責を問われ、A・J・ヒンチ監督と共に解雇されていた。ちなみにホイヤー同様バーンズもまた、エプスタインの下でボストンのフロント陣として働いた経験がある。ビリー・ビーンやマーク・シャパイロといった「同業者」からの評価は高い。



あー、ムーラドはパドレス買収時から子飼いのバーンズをGMにしたかったんだろうな。2012年までパドレスとの契約を結んでいたホイヤーは、ムーラドから契約延長を断られたらしいですし。

ホイヤーが在籍した2010年からの2シーズンだけでGMの評価を下すのは難しいですが、大きなリスクを取った博打も打たないけどチームを崩壊させかねるような無茶な編成もしない堅実な仕事ぶりというのが印象でした。2010年にガーランド、コリアといった、スーパースターではないけれど堅実な数字を残すベテランを獲得して前年度崩壊した先発投手陣を立て直し、シーズン最後まで優勝争いを演じた点は見事。ケビン・タワーズから引き継いだブルペンも好調を維持。しかし攻撃の要だったエイドリアン・ゴンザレスの抜けた穴を埋める事は全くといって良いほど出来なかった。ゴンザレスをトレードでボストンに放出した代償に獲得したプロスペクト達が未来のパドレスの中核を成す見込みはまだ立っていない。2010年途中に獲得したラドウィックやテハダ、またバートレット、O・ハドソン、ホウプ、カントゥといった、不振後の復活を期すために2011年に短期契約を結んだベテラン打者達は、ことごとく当てが外れた。野手補強で高リターンを得た事例は、キャメロン・メイビンの獲得だろう。

また2010年にドラフト1巡目に指名したカーステン・ウィットソンとの契約に失敗し、ドラフトに弱いパドレスの悪しき伝統を引き継ぐ汚点を残した。

前にも書きましたが、予算が潤沢な球団なら間違いなく名GMになるだろうなと思っていたので、カブスなら十分に能力を発揮できるのではないかと思います。パドレスより予算も人気もあるチームのGMになるチャンスが目の前に訪れたら、飛びつかない話はないなと思うので、ホイヤーを責める気も起きません。

バーンズにはホイヤーよりもドラスティックなチーム編成、ともすれば掻き回したがる印象を持つ。アリゾナGM時には6プロスペクトを放出してダン・ヘイレン(+1選手)を獲得している。またイアン・ケネディとエドウィン・ジャクソンをタイガース、ヤンキースとの大型三角トレードで獲得するなど、先発投手陣の編成で結果を残している。

野手の編成は評価が分かれる。打者有利なチェイス・フィールドを本拠地としているにも拘らず、NL内の得点は良くて中段。マーク・レイノルズやクリス・ヤングといった長打力はあるが三振の多い選手を起用する事が多いこともあり、出塁率が低かった。アダム・ダン獲得のため3選手を放出したと思えば、シーズン後に受諾を恐れてダンに調停オファーを提示せず出て行かれたため、補償ドラフト権を得られなかった。またこれはバーンズというよりムーラドの横槍なのだが、エリック・バーンズと3年$30Mの契約を結んだ。その直後にE・バーンズは不調に陥り、期待通りの活躍を見せるどころか、レギュラーの座にすら戻ることは無かった。

ドラフトではマックス・シャーザー、ブレット・アンダーソン等を獲得しているが、ここでも打者でメジャーの中核を担う選手をまだ輩出できていない。しかし昨季はゴールドシュミットがメジャー昇格し、台頭を予感させた。いずれにせよパドレスよりはマシ。

戦力補強の面白さを求めるなら、ホイヤーよりバーンズだろう。しかしパドレスが抱える問題はリーグ最下位に甘んじる得点力で、それはバーンズがアリゾナ在籍中に解決できなかったポイントだった。打球が飛ばないペトコパークで長打力低打率の選手を取っても、攻撃力アップは全くと言って良いほど望めない。マイナーにスターの有望株も居ないため、どのような打開策を用いるかが注目される。
posted by つかみ男 at 01:35| Comment(1) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2011年01月21日

クオルス、ゾーン獲得

パドレスは昨年アリゾナとタンパベイに所属した後にFAになったリリーフ右腕、チャド・クオルスと1年$1.5M+2012年バイアウト$1.05Mの契約を結んだ。2008年にヒューストンからアリゾナにトレード移籍し、2009年にアリゾナで抑えを務め 3.63ERA、24セーブを記録したが、8月末に膝を脱臼し、手術でシーズン終了。そして故障明けの2010年には8.29ERAと大不振。タンパベイにトレード移籍後も防御率5.57と振るわなかった。 2011年で33歳になる。

また、39歳のベテラン捕手グレッグ・ゾーンとマイナー契約を結んだ。昨年はミルウォーキーで28試合に出場し、.265/.350./392を記録。

トランザクション分析(クオルス)
インパクト・・・☆☆☆☆
スマート・・・☆☆☆☆


昨年の大不振への見方で評価が分かれるが、個人的な印象は実質$2.55M1年という契約内容は妥当な数字か、相場から見ると若干安目。ただワゴンセールコーナーからの発掘が伝統的なパドレスのリリーバーにしては若干お高め。2012年のオプション額は示されていないが、評価が地に落ちた2010年からの挽回を求めるゆえの一年契約であるため、再契約はおそらくない。先に放出したムヒカ、ウェッブ、ラッセルよりも格上のリリーバーなので、リリーフ陣の質はアップしたと考えて良いだろう。

2007-2009年の3年平均BB/9が2.2と、元々コントロールが良い投手なので、故障からの回復が順調なら2010年のBB/9、3.2はおそらく好転するだろう。2010年は四球が増えただけではなく、ヒット率もキャリア平均を上回っていた。コントロールさえ戻れば、2009年並の活躍も期待できそうだ。当初はロングリリーバーの起用が見込まれるが、アダムス、グレガーソンのいずれかが戦列を離れる様な事態になっても、セットアッパーを任せられるだろう。もしくはヒース・ベルをシーズン途中で放出した場合、シーズン後半に再び抑え役が回ってくる可能性も考えられる。

トランザクション分析(ゾーン)
インパクト・・・☆☆
スマート・・・☆☆☆☆


ニック・ハンドリーのバックアップ捕手の座をロブ・ジョンソンと争うことになりそうだが、右肩の故障で昨年のシーズン後半を棒に振っている。キャリアOPS.344は魅力だが、試合に出られるまでに回復しているかどうかが鍵。盗塁阻止率24%という低い数字もネック。とはいえメジャー登録で80万ドルというマイナー契約なのでリスクは最小。
posted by つかみ男 at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2011年01月04日

ブラッド・ホープと契約

パドレスはブラッド・ホープ外野手と、1年$2M+2012年バイアウト$1M(又は相互オプション$6M)の契約を結んだ。前年中から獲得が報道されていたが、フィジカルチェックを終え、契約内容と共に正式発表となった。来年32歳になるホープは、コロラドでラリー・ウォーカーの後釜として2004年にメジャーデビュー。まもなく右翼レギュラーに定着し、2009年には285/384/519/23HRをマーク。しかし2010年は太腿と肋骨部の故障に悩まされ、255/343/432/7HRと振るわず。夏にリリースされた後に加入したレイズでも179/304/333/2HRと良いところがなく、年俸$7.5Mの2010年シーズンを過去最低の成績で終えてFAに。過去7シーズンの平均成績は/279/373/490、120HRを記録。

メジャーでの守備位置は殆んど右翼だったが、パドレスでは大学時代のポジション、一塁を守ることになる。

トランザクション分析
インパクト…☆☆☆☆
スマート…☆☆☆☆☆


安すぎ。ハラングどころじゃない位の新春大バーゲン。ブランクス、リッゾの昇格を妨げない1年契約も良し。ダウンイヤー明けとはいえ、まさかホープが獲れるとは思わなかった。もちろん、屈指のバッターズスタジアム、クアーズフィールドから屈指のピッチャーズスタジアムであるペトコパークに移るため、故障が感知していたとしても862OPSを期待するのは無理な話。しかし左打者だがレフト方向への打球も多いゆえか、ペトコパークでの成績は281/371/451と苦にしている様子はない。このままの成績をシーズンを通して残してくれれば、15-18HRも期待できる。故障明けで右打ちのブランクスが加入すればシーズン中盤からは一塁併用か。

ホープの加入で、一応野手レギュラー陣と先発投手の駒が揃った。正直なところ、ジェド・ホイヤーGMは少ない良くやっていると思う。152OPS+を記録したエイドリアンの放出による得点力ダウンは凄まじいが、二遊間(エクスタイン+ヘアストン弟からバートレット+ハドソン)、中堅(グウィンJr.+ヘアストン弟からメイビン)は前年よりアップグレード。右翼にも一年を通してラドウィックが居る。一極戦力だったエイドリアンの遺産を細かく分散したチーム編成だ。

しかし地区優勝を狙うには全体的に駒が小さく、控えや中継ぎ陣の層が薄い。インターリーグの頃までにブランクスに帰って来てもらわないと、DHサラザーやデノーフィアなんて悪夢が待っている。

忘れてはいけないのは、エイドリアンが居た頃のパドレスも得点力が低かった点だ。1試合あたりの得点はNL16チーム中12位の4.10だ。長打不足は球場の特性を考慮すると致し方ないが、打率.290を残しそうな選手も居ない。ちなみに最後に打率.300を記録したパドレスのレギュラーは、2006年のエイドリアン・ゴンザレスまで遡る。

あと欲を言えばレイトスに次ぐ2番手級のスターターが欲しい。やはりカストロの昇格待ちか。
posted by つかみ男 at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2010年12月19日

バートレット、ハドソン獲得

パドレスはジェイソン・バートレット遊撃手+後日発表選手をレイズとの交換トレードで、そしてツインズからFAとなっていたオーランド・ハドソン二塁手をそれぞれ獲得した。ハドソンとは2年契約+2013年バイアウト、総額$11Mとなる契約を結んだ。

来年31歳になるバートレットは元々パドレスが2001年に13巡目にドラフト指名してプロ入りした。しかしカリル・グリーンを1巡指名した翌年2002年の夏、パドレスはブライアン・ブキャナンとの交換トレードでツインズに放出。2004年からメジャー昇格し、レイズ移籍初年度の2008年にはレギュラー遊撃手としてAL優勝に貢献。2009年に.320/.389/.490/14HR/30SBと活躍しオールスターにも選抜されたが、2010年は.254/.324/.350/4HR/11SBと低迷。7シーズンのメジャー通算成績は.281/.345/.385。FA権取得前最後のシーズンとなる2012年のサラリーは$5M。

レイズに送られた選手はアダム・ラッセル、シーザー・ラモス、ブランドン・ゴメス、コール・フィゲロアの4選手。ラッセルとラモスは2010年に中継ぎとしてパドレスで登板したが、ラッセルは4.02ERA、ラモスに至っては11.88ERAとパッとしなかった。ラッセルはピーヴィーとのトレードで2009年途中にホワイトソックスから入団し、ラモスは2005年ドラフトのサンドイッチ指名(1巡と2巡の間:全体35位)。来年26歳のゴメスは今季AAサンアントニオで51試合にリリーフ登板し、1.87ERA、3.72SO/BBと活躍。俊足の遊撃手フィゲロアは来年24歳。今季A+レイクエルシノアで.303/.408/.392/4HR/26SBと、こちらも中々の成績。

33歳になるハドソンもバートレットと同様に昨年は.268/.338/.372と不調で、過去9シーズン中最低の成績。メジャー9シーズンの通算成績は280/.346/.424。

トランザクション分析(ハドソン、バートレットとも)
インパクト…☆☆☆☆
スマート…☆☆


この補強単体の評価は決して低くない。年俸は妥当だと思うし、短い契約年数も問題ない。しかし、チーム全体に視野を広げると不可解だ。この補強により、パドレスは来年何をしたいのか良くわからなくなってきた。エイドリアン・ゴンザレスを放出した時点で、来年はチーム再構築に徹底するのかと思いきや、値段そこそこのベテラン脇役ミドルインフィールダーを二人連れてきた。例えるならそう、主砲にエイドリアン・ゴンザレスを迎えて優勝を狙うチームが足場を固めるような補強だ。だが来年のパドレスは優勝候補ではなく、そして一塁レギュラーと主砲不足のまま、残り少ない予算を$10M程使ってしまった。これでおそらくデレック・リー級の一塁手獲得は難しくなっただろう。ホルヘ・カントゥ、トロイ・グロース辺りでもギリギリだろう。

二人とも守備は巧い。ハドソンの二塁守備は両リーグでトップクラスだろうし、バートレットも平均以上だ。だがバートレットの2009年の活躍は高いBABIP(.364)に支えられた結果なので、ラッキーだったいう見方が強い。バートレット獲得のために放出した選手については、ゴメスとフィゲロアが気になるが、このトレードがニュースになった当初名前が挙がっていたラッセルとラモスだけでは、さすがにレイズはバートレットを手放さないだろうと思っていた。

パドレスのマイナーにも翌年メジャーで貢献できそうなミドルインフィールダーは居ないので、外部から獲得するしかなかった点は納得だが、もう1ランク下げて(例:エクスタイン再契約)浮いた予算を一塁手獲得に充てるか、もしくは2012年の補強に回すという選択肢もあったのではないか。バートレットとハドソンはそこそこ有用なレギュラー選手だが、彼らが打撃の中核を担うことはないし、この二人を獲得しなかった事で来年の観客数が減るとも思えない。もっともこの様な疑問はパドレスに限らず、チーム再建中と称しながら、そこそこの大枚をはたいて準主役以下のベテランを獲得してしまう、低迷スモールマーケットチーム全てに対するものなのだが。

ただ、この補強への評価が変わる可能性があるとすれば、噂されているラドウィックの放出だ。もしラドウィックを放出する事で浮くサラリーを、一塁手獲得資金に注ぎ足して獲得したデレック・リーが復活して、ラドウィックに代わってレギュラーの座を磐石にしたベナブルが左投手を攻略し、カニンガムとメイビンがマイナー時代の成績に裏付けられた期待通りの活躍をし、ヘドリーがペトコパークでも普通に打てるようになり、ストーファーが1年を通して先発登板し、シーズン後半にはサイモン・カストロとケイシー・ケリーが昇格し、グウィンの癌が完治し、サンフランシスコとデンバーとLAとフェニックスの球場上空に現れたUFOが選手を吸い上げた後に他の銀河へ消えてしまったら、なんとか地区優勝争いに加わる事が出来るのではないだろうか。その際には、脇役ベテラン内野手獲得の意味があったと云えるだろう。
posted by つかみ男 at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2010年12月14日

アーロン・ハラングと1年契約

パドレスはシンシナティからFAになっていたアーロン・ハラング投手と1年$3.5M+2012年の相互オプション($5M又は$0.5Mバイアウト)契約を結んだ。2006年と2007年にレッズで16勝を挙げたハラングだが、昨年の成績は腰痛に悩まされたこともあり、登板数は22試合に留まり、6勝7敗、防御率5.32と低迷した。おそらくレイトス、リチャード、ストーファーと共にローテーションの一角を担う。

またハラングはサンディエゴ生まれでSDSU(サンディエゴ州立大)出身。今回の移籍は地元凱旋となる。

トランザクション分析
インパクト・・・☆☆☆★
スマート☆☆☆☆★


故障明けとはいえ安い。クリフ・リーに次ぐスターターがカール・パバーノになってしまう、FA投手マーケット層の薄さを考慮するとかなり安い。お買い得だが、悪く言えば大当たりは望めない補強。

打者有利なグレートアメリカンから投手有利のペトコに居が移るので、フライボーラーのハラングにはかなり有利。ただK/BBが過去4年で低下(4.19-3.06-3.30-2.16)している点が気になる。シーズンを通して健康なら、3点後半から4点前半ぐらいの防御率が期待できるのでは。
posted by つかみ男 at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2010年12月05日

パドレスとレッドソックス、エイドリアン・ゴンザレスの交換トレード合意

パドレスはレッドソックスと、エイドリアン・ゴンザレス一塁手とマイナープロスペクト3人の交換トレードに合意した。パドレスは3プロスペクトに加え、後日発表選手をボストンから獲得する可能性もあるらしいが、40人枠外の選手ではないかとの憶測。

エイドリアン・ゴンザレスは2000年のドラフト全体1位指名でマーリンズに入団。レンジャースへの移籍後の2006年開幕前、アダム・イートン、大塚晶則、ビリー・キリアンの3選手との交換トレードで、クリス・ヤングとターメル・スレッジと共にパドレス入り。2006年シーズンから一塁レギュラーに定着し、HRがMLB中最も出づらいペトコパークを本拠地にしつつも、5年間で161本のHRを記録する活躍。2010年の成績は.298/.393/.511という数字だが、球場特性を除いて計算したAdjusted OPS+は152とMLBで7位。昨年までオールスター3年連続出場を果たす。

パドレスが獲得する見込みの3プロスペクトはケイシー・ケリー投手、アンソニー・リッゾ一塁手、レイモンド・フエンテス中堅手で、3人ともレッドソックスのトップ10プロスペクト。

ケリーは2008年のドラフト1巡(全体30位〉指名で、Baseball Americaのランキングではボストン内のトッププロスペクト。2009年まで遊撃手との二足のわらじを履いていたが、2010年から投手に専念。今季は2Aで制球に苦しみ、95回を投げ防御率5.31といまひとつな成績だったが、20歳で2Aに到達し、投手専門初年度という点を考慮すると、成長の余地は十分残されており、いまだスカウトの評価も高い。

21歳のリッゾは2007年のドラフト6巡目で、ボストンのBAランキングは3位。2010年は1A+と2Aで.260/.334/.480/25HRをマークし、奇しくも20歳当時のエイドリアン・ゴンザレスが2Aポートランドで残した記録と酷似している(266/.344/.437/17HR)。パワーだけでなく一塁守備も長所だが、対左投手の攻略と三振の減少が課題。

19歳のフエンテスはカルロス・ベルトランのいとこ。2009年ドラフト1巡(全体28位〉指名で、ボストンのBAランキングは6位。初のプロフルシーズンとなった2010を1Aで過ごし、.270/.328/.377/5HR/42SB。ベルトランと同様に身体能力は高く、ボストンではBest Athleteの評価を受けていた。

トランザクション分析
インパクト…☆☆☆☆☆
スマート…☆☆☆☆


FA後の再契約を結ぶ経済力がパドレスに無い事は周知の事実だったため、ここ2年ほど噂が絶えなかったA-Goneのトレードが遂に実現に。その代償に全くの不足というわけではないが、レッドソックスで今後6~7年は40本HRを打つであろう一塁手の交換相手として、もう少し良いプロスペクトが貰えなかったのか?というのが率直な印象。もっとも、交換相手となったプロスペクトの実力は元ボストンのアシスタントGMだったジェド・ホイヤーGMや、同じくボストンでアマチュアスカウティングディレクターだったパドレスの現アシスタントGMジェイソン・マクリードも把握しているはずなので、その目利きに期待したい。

契約を1年残してのトレードだが、時期はベストだろう。2010年に1~3年前の1巡指名選手2名とボストンのトップ10プロスペクト(+もう一人)を獲得する方が、2011年末のFAの代償として、2012年のドラフトピックを2つ貰い2015年のメジャー昇格を待つよりはリターンが大きい。半年後よりも今のどちらにおいて、ゴンザレスのバリューが高いかと言われれば微妙だが、ほぼピークに達していると呼んで差し支えないだろう。

チーム再構築期間と目されたパドレスの2010年は、思わぬ活躍で優勝争いをすることなったが、このトレードにより2011年は確実に「捨て」の一年。ケリーとリッゾのメジャー昇格は、どんなに早くても2011年シーズン後半だし、メジャー初フルシーズンは2012年。フエンテスについては2013年だろう。

4人目の選手が決まっていない理由は、今週ルール5ドラフトを控えており、40人枠外のロースターを動かせないせいだろう。キューバ出身のホゼ・イグレシアス遊撃手は40人枠に入っているため、獲得の可能性は低そうだ。

パドレスにとって直近の問題は、当然ながら来年の一塁レギュラーと得点源。昨年の今頃ゴンザレスの後継者と見込まれていたカイル・ブランクスはトミー・ジョン手術からの回復中であるため、来季開幕には間に合わない可能性が高い。となると2010年に3Aで.301/.382/.517/18HRと好成績を残したマイク・バクスターか。もしくは外部からの獲得となるが、チーム年俸はゴンザレス放出後でもなお余裕が無いため、コナーコ、カルロス・ペーニャといった大砲の獲得は期待できない。おそらくライル・オバーベイ、トロイ・グロース、マイク・スウィーニー、イグゼイビア・ネイディー辺りだろう。いずれにせよ大幅な得点力ダウンは避けられない。

そしてもうひとつの痛手は観客収入。通常、観客動員数は優勝争いをした年よりも翌年に増加するケースが多いのだが、ゴンザレス放出により優勝を狙う姿勢を放棄した2011年の増員は見込めそうもない。

メキシコ国境付近で生まれ育ったエイドリアン・ゴンザレスという選手は、ペトコパークに移転後のサンディエゴ・パドレスにとって随一の看板選手と呼んで相応しい活躍を残した。ペトコにおける貢献度だけならピーヴィー、ホフマン、ヒース・ベルより上だろう。パドレス歴代でもトップ10に入る働きだと言えるだろう。サンディエゴではKT時代に安い契約で働かされていたが、ボストンなら8年$150Mも夢ではない。その長期契約が終わる頃には、交換相手としてパドレスにやってきた選手のうち一人でも、パドレスの新たな看板選手となってくれれば幸運だ。その可能性の多くはケリーに懸かっているのだが、現段階においてオールスター級ほどの未来は予想されていない。
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2010年11月14日

キャメロン・メイビン、交換トレードで獲得

パドレスはフロリダへライアン・ウェブとエドワード・ムヒカ二人のリリーバーを放出し、交換相手としてキャメロン・メイビン外野手を獲得した。メイビンはミゲル・キャブレラ+ウィリスの放出トレードでタイガースから移籍し、2年程前までMLB指折りのプロスペクトと目されていたが、メジャー昇格後は変化球への対応が出来ず、2010年は82試合に出場し、.234/.302/.361/8HR/9SBと低迷。メジャー4季通算でも.246/.313/.380と伸び悩んでいるが、まだ23歳と若く、伸びしろは十分に残されている。

一方マーリンズに移籍したウェブは24歳。2009年、スコット・ヘアストンをオークランドに放出したトレードで、ショーン・ギャラハー、クレイグ・イタリアーノと共にパドレスに入団。リリーバーとして才能を開花させ、昨年は54試合に登板し、防御率2.90をマーク。

ムヒカはクリーブランドでトッププロスペクト投手と評されていたが、メジャー昇格後は一発病に悩み壁に当たってしまう。戦力外となっていた2008年オフ、パドレスは2万ドルをインディアンスに支払いムヒカを獲得し、ミドルリリーバーとして起用。一発病は治らなかったが、HRが出にくいペトコパークが本拠地になった効果と、SO/BBは元々高かった事もあり、防御率は3点台に好転。2010年のSO/BB(72:6)はMLBのリリーバー中トップ。

トランザクション分析
インパクト…☆☆☆☆
スマート…☆☆☆☆


個人的には、ジェド・ホイヤーGM就任後で一番興味深いトレード。

メイビンは昨年リーグ最下位の打率(.237)と28位の出塁率(.306)を記録した、パドレス1番打者のアップグレードを果たす役割を期待されていている。メジャーでの成績と対照的に、マイナー5季での出塁率は.393と理想的な数字。メジャー平均を10%ほど上回る三振率28.6%を如何に下げるかが課題だろう。もっともオールスター級の大ブレイクをしなくても、トニー・グウィン・Jr.よりバッティングでの貢献度は高いはず。また、身体能力はプロ入り前から折り紙つきで、トニー・グウィン・Jr.より更に俊足。フライボールの読み方にやや問題はあるものの、広大な外野を持つペトコパークの守備でも安心。

課題は急務というほどではないが、ブルペンの再補強。SO/BBは平均程度ながら、ゴロ比がMLB平均の倍近く上回るウェブは手放すに惜しいが、ベル、アダムス、グレガーソンら主要リリーバーを手放さずにリードオフマン候補を獲得できたことは善し。しかしウェブとムヒカの様な、スターではないが試合を壊さないリリーバーをタダ同然の対価で獲得したのは前GMのケビン・タワーズ。ロングリリーバーとはいえラッセルでは些か心もとないし、フリエリは来年も今季同様の活躍をするという確信には至らない。予算上の理由で来シーズン開幕前にベルを放出しなければならない確率も未だ低くは無い。それらの穴をKT同様に安く埋めることが出来るのか、ホイヤーの真の手腕はそこで問われる。
posted by つかみ男 at 10:43| Comment(0) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2009年10月04日

KT更迭

パドレスは、2010年末まで契約を結んでいたケビン・タワーズGMを、今シーズン限りで解任することを発表した。

KTことケビン・タワーズは1995年シーズン末からパドレスGMに就任。限られた年俸予算に縛られながらも、他球団から見限った人材などを安く買い叩く独自の手法で、1996、1998、2005、2006年にチームを地区優勝に導いた。今年47歳ながら、2009年シーズン時点の在任期間はMLB最長だった。ジェフ・モーラド球団オーナー兼CEOは、より戦略的な人材をGMに求めているとコメントしており、後任は外部から招聘すると目されている。

あああ。ボウチー解任、ホフマン、ピーヴィー放出の時よりショックだ。$40Mそこそこのチーム年俸でも、オールスター以降は勝ち越していたのに、モーラドは自分の息のかかった、より安定した、そしてより余計な事を言わない人材を置きたいのでしょう。KTの山っ気に満ちたチーム補強を楽しめないとは、洒落の解らない弁護士だ。

KTならそう遠くない将来に、他球団からGM職の声が掛かることでしょう。今度はメッツとかカブス辺りの、金持ち球団での仕事ぶりを見てみたいです。
posted by つかみ男 at 15:36| Comment(3) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2009年08月02日

ピーヴィー、ホワイトソックスに放出(その2)

さっき書き忘れましたが、ピーヴィー放出、というかチーム年俸削減の主な理由には、6月にドラフト指名した選手達との契約締結デッドラインが、8月17日と差し迫っており、高額な契約ボーナスの支払いが必要な1巡、2巡、4巡目の選手との契約を控えていることが挙げられます。しかも1巡目のドノバン・テイトのアドバイザーはスコット・ボラスなので、ボーナス高騰は必至。

数年後の戦力となるドラフト指名選手達との契約のために、現在の戦力を削減して契約金を捻出する時代になってしまいました。ある意味チームが負けこんでいるから取れる戦略。
posted by つかみ男 at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

ピーヴィー、ホワイトソックスに放出

パドレスはエース、ジェイク・ピーヴィーをホワイトソックスに放出。代わりに若手4投手(うち1人はメジャー経験無し)を獲得。

遅かれ早かれ、こういう日が来るんだろうなと思っていました。俺がサンディエゴで見たパドレス選手のうち、今年まで在籍していた唯一の選手がピーヴィーでした。将来サイヤング賞を獲得することになる、パドレス史上最高の投手のメジャーデビューとなったヤンキース戦をクオルカムのライトスタンドから観戦した日は良き思い出です。願わくばキャリアの最後はもう一度パドレスで。

獲得した4投手については、メジャー経験のない1A在籍のデクスター・カーターが一番の逸材。2007年ドラフト1巡目指名のアーロン・ポレーダは今季先発2番手、長期的には3番手、2005年8巡目指名の左腕クレイトン・リチャードはスポット先発、失敗したらロングリリーフ、アダム・ラッセルは右のリリーバー、といったところか。トレード自体の損得は、ピーヴィーの契約残額4年$52M(オプション破棄の場合)のうち、どれほど肩代わりするかに拠るが、今のところその分配の度合は不明。先日メジャー昇格したマット・レイトス以降、マイナーに大器の投手が居ない事ゆえ、獲得した4選手が全員投手なのだが、それにしてもいささか焦りを感じる。
posted by つかみ男 at 00:14| Comment(3) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2009年02月07日

クリフ・フロイド獲得、マット・ブッシュ戦力外

パドレスは5日、昨年ALチャンピオンのタンパベイにてパートタイムDHとしてプレーしていたベテラン、クリフ・フロイド外野手を1年75万ドルで獲得。かねてから膝の故障を抱え、36歳のフロイドは昨年80試合にDHと代打のみで出場、246打席に立ち、.268/.349/.455、11HRを記録。16シーズンを7チームで過ごし、1611試合に出場。通算成績は.279/.359/.483、233HR。1998年のフロリダでレギュラーに定着、2005年にはメッツで.273/.358/.505、34HRを記録している。パドレスでは代打、一塁・外野の控え、及びインターリーグ時のDHとしての役割が期待されている。

また、フロイドのロースター枠を空ける為にDesignated for Assignmentにより40人枠から外された選手は、2004年ドラフト全体1位指名のマット・ブッシュ元遊撃・現酒気帯び投手。パドレスは10日以内にブッシュのトレード成立か、リリースを迫られる。本来DFA対象選手への措置には、第3の選択としてマイナーへの降格があるが、ブッシュのケースではルール5ドラフト指名からプロテクトするために40人枠に登録してしまったため、マイナー降格は認められない。

地元サンディエゴ、ミッションベイ高校出身のブッシュはドラフト不作の2004年において全米1巡目の資質の持ち主ではあるが、
良くてもトップ10程度との評価を受けていた。しかし当時のオーナー、ジョン・モーアスが契約金の高騰を恐れたため、当時最高の評価を受けていたジャレッド・ウィーバーやステファン・ドリュー、また後に活躍するジャスティン・バーランダー、ハストン・ストリート、ダスティン・ペドロイア達を差し置いてブッシュを全体1位指名。モーアスの思惑通り、契約金も$3.15M(しかしパドレス史上最高額)と全体1位への数字としては控え目に抑えられたが、2004年から2007年の通算成績は打率.219、3HR、.549OPSと契約金以上に控え目すぎる成績。2007年シーズン途中から心機一転し、強肩を活かせる投手に転向。高校時代エースでもあったブッシュは最速95マイルを記録する速球で、アリゾナ新人リーグとAリーグで7.2回を投げ16三振を奪うが、直後に肘を故障。トミー・ジョン手術を受け2008年は登板無し。

ブッシュは球場外での飲酒絡みのトラブルを時折引き起こしており、ドラフト指名直後に未成年への年齢制限を理由に入店を断ったアリゾナのバーの案内係に暴行。軽犯罪で有罪となり罰金刑を受ける。昨年もアリゾナのバー周辺で乱闘騒ぎを起こしていた。さらに今月4日には、酩酊状態でラクロス部に所属するサンディエゴの高校生にゴルフクラブを投げつけ、「俺はファッキン・イースト・カウンティのマット・ファッキン・ブッシュだ!」と叫んだ後に、メルセデスで縁石を乗り上げ走り去るという、反社会的なスタイルで肘のリハビリの順調ぶりをアピールする事件を起こしていた。

トランザクション分析
インパクト・・・☆☆★
スマート・・・☆☆★


安い。エクスタインに続くお買い得契約だが、昨年のトニー・クラークと同様、守備が限られているためナショナルリーグ球団では使い勝手に困る選手。レギュラーでの出場機会を得られれば今でも.275、20HR位の打撃成績を残しそうだが、元来弱肩で昨年の守備機会は無く、ケビン・タワーズGMが「フロイドに外野を守ってもらう機会はそう多くないだろう」とコメントしていることからも、膝や肩の状態が守備についてのフル出場を許しそうもない。獲得の主な目的は.540OPSというぶっちぎりのリーグ最下位を記録したパドレス代打陣強化であるとポール・デポテスタも記述している。また過去5年平均OPSが.620を下回るインターリーグ時のDHも強化も視野に入っているらしい。選球眼も良く、チーム年俸$40Mの球団が雇う代打にしては少々贅沢だが、かといってジャイルズ、ヘッドリーを差し置いてレギュラーポジションを獲得するとは思えない。8月には優勝争いをしているALに放出されそう。

ともあれフロイド獲得により、控え陣はブランコ(捕手)、ゴンザレス兄、バーク(内野手)、ヘアストン、フロイド(外野)の5人で決まりそう。ただセンター控えがヘアストンのみという点が少し不安なので、バークか中継ぎ投手の代わりにベナブルという選択肢も有り得る。

マット・ブッシュについては、アルコール絡みの不祥事、打撃不振、評価が高かった遊撃守備の不調、投手転向直後の肘故障と、何もかもが上手くいかなかったので放出は致し方ないところか。しかしルール5ドラフト時にわざわざプロテクトしていた事を考えると、今月のゴルフクラブ騒ぎが無かったらフロイドの代わりにロースター枠から外される選手はおそらく若干22歳のブッシュではなかったのだろう。ジョシュ・ハミルトンの様などん底からの復活劇もあり得るが、元々ハミルトン程の高い素質を持ち合わせていたわけではないので、投手・野手いずれのケースにおいてもどこまでの伸びしろが残されているかは疑問。このままだと1991年にヤンキースに指名を受けたブライアン・テイラー以来の、メジャー昇格を経験しない全体ドラフト1位指名選手となる。昨年には数チームからブッシュ獲得の話を持ち込まれていたらしいが、放出決定後ではトレード上のレバレッジが効かないため、交換で獲得できる選手にもあまり期待できそうに無い。
posted by つかみ男 at 12:41| Comment(1) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2009年01月16日

エクスタイン、柳獲得

目標体重:??kg
目標までの残り:kg
[ダイエットグラフ表示]
一回目測定
体重:??kg
BMI:ERROR: NOT PERMITED METHOD: bmi
二回目測定
体重:??kg
BMI:ERROR: NOT PERMITED METHOD: bmi
食事
朝食
ソーセージサンド
昼食
おにぎり1個、カップラーメン
おやつ
胡麻のお菓子など
パドレスはプチ二塁/遊撃手デビッド・エクスタインと1年85万ドル+インセンティブ15万ドルで契約、またタンパベイから戦力外となっていた柳済國(ジェグク・リュ)をウェーバー経由で獲得した。

今年34歳になるエクスタインは昨年、ブルージェイズとダイヤモンドバックスで94試合に出場。.265/.343/.349、2HRという成績を残しFAとなっていた。小柄ながら溌剌とした解説者受けの良いプレーに定評があり、2002年にエンジェルス、2006年にはカーディナルスでチャンピオンリングを獲得。2006年にはワールドシリーズMVPに輝き副賞のコルベットZ06を貰ったが、チャイルドシートを運転席には設置不可マニュアル車の運転が出来ないため兄にあげたらしい。元々二塁手だったが、アナハイム時代はアダム・ケネディにポジションを空けるためショートにコンバートさせられた。2008年は遊撃を守る機会が多かったが、パドレスではエクスタイン本人も希望している二塁守備に就く見込み。

柳は韓国出身の25歳。2001年に$1.2Mでカブスと契約。2003年のマイナーリーグの試合で投げたボールが、保護鳥であるミサゴ(タカ目の鳥)に偶然当たってしまい死なせてしまう(後に罰金刑)という珍奇な事件でニュースの見出しを飾る。2006年はAAAアイオワで139.1回に登板し、8勝8敗、114SO、51BB、3.23ERAというまずまずの成績を残す。2007年シーズン開幕前にタンパベイへトレード移籍。2008年はAAAダーラムで24.2回を投げ、19SO、9BB、4.38ERA。昨年5月にひじの手術を受けた後は出場なし。メジャーでは2006年から2008年に渡り28試合に登板したが、7.49ERAとさっぱり。92マイルの速球と、カーブ、チェンジアップが持ち球。

トランザクション分析
エクスタイン
インパクト・・・☆☆☆★
スマート・・・☆☆☆☆


知名度ほど数字に残る成績を残しておらず、またピークを越えた選手とはいえ、レギュラー二塁手をMAX$1Mでの獲得はお買い得です。遊撃でなくエクスタイン希望の二塁起用を約束したゆえに安いみたいです。のちにハズレと判明するジャイルズ弟、井口獲得時ほどの期待はないですが、彼らより年俸はだいぶ低いし、大きく裏切られる事もなさそう。過去3年で7HRと元々長打力が皆無なため、ペトコを本拠地としてプレーすることに因るOPSへの影響は少ないと思います。

遊撃での守備範囲は年々明らかに狭まっていますが、二塁守備ならまだ大丈夫。エクスタイン入団による二塁手確定により、遊撃レギュラーはルイス・ロドリゲスとなる模様。

ちなみに二回チャンピオンチームに在籍したという、メディアが好みそうな実績に関しては、正直なところ何のメリットも感じないです。


インパクト・・・☆☆
スマート・・・☆☆★


肘手術からの復帰はシーズン後半との噂を目にしたんですけれど、開幕に間に合うんでしょうかね。今年は過去数シーズンと比べて野手・投手ともに選手層が薄いので、開幕は無理でもシーズン途中にメジャー昇格はありえるかと思います。
posted by つかみ男 at 16:40| 普通普通| Comment(0) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

バーク、プライアー獲得

目標体重:??kg
目標までの残り:kg
[ダイエットグラフ表示]
一回目測定
体重:??kg
BMI:ERROR: NOT PERMITED METHOD: bmi
二回目測定
体重:??kg
BMI:ERROR: NOT PERMITED METHOD: bmi
食事
朝食
ハム、トマト、チーズのサンドイッチ、カレーパン4分の1、玉子スープ
昼食
牛、豚カルビランチ
夕食
かき揚げそば
おやつ
かもめの玉子
パドレスは、昨季アリゾナから契約更新されなかったクリス・バーク内野手とマーク・プライアー投手の2選手とマイナー契約を結んだ。

バークはアストロズ2001年ドラフト1位指名を受け入団。マイナーから主に二塁、時々外野と遊撃を守る。2004年にはAAAで.315/.385/.507、15HR、37盗塁という好成績を残し、AAA新人王を獲得し前途有望かと思われた。2006年には123試合に出場し.276/.347/.418、9HRとまずまずの成績を残す。しかしその後アストロズではクレイグ・ビジオ、アリゾナに移籍後はオーランド・ハドソンとポジションが被りレギュラーの座を得られなかった。また限られたチャンスを活かすことも出来ず、これまでのメジャー通算打率は.241、昨年は165打席で.194/.310/.273と散々な成績だった。今年三月で29歳、年俸は65万ドル。

プライアーは度重なる故障を抱えた昨年、パドレスと$1Mでメジャー契約を結んだが、肩の手術を余儀なくされメジャー、マイナー共に登板無し。今季はメジャーで登板した場合$1Mが貰える。

トランザクション分析
クリス・バーク
インパクト・・・☆☆
スマート・・・☆☆☆


二塁、遊撃、外野を守るバークにとってみれば、パドレスよりメジャーの飯にありつける可能性のあるチームは見当たらないが、パドレスにとってみれば、ゴンザレス兄、Lロッドに続く、二塁本職のレギュラー未満ユーティリティなので微妙。遊撃の通算守備機会はマイナーで85試合、メジャーで17試合と僅かで、守備率やRFも平均以下と心もとない。どうせ100敗するんだしかつてのドラフト1位の才能開花を期待してスタメン抜擢という手もあるが、噂されているオマー・ビツケル(要らない)かカウンセル(ビツケルほどではないがやはり要らない)を獲るなら、二塁にはじき出されたライバルがひしめくためロースター枠が無い。

プライアー
インパクト・・・★(メジャーに残ったら☆☆☆)
スマート・・・☆☆☆


KTは昨年より状態は良くなっているとコメントしていたが、2年半登板が無く、肘でなく肩の故障となると選手生命に拘わるリスクが高いので回復の見込みは未知数。そして今年もビタ1イニングも投げない気がする。
posted by つかみ男 at 23:07| 普通普通| Comment(0) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2009年01月09日

トレバー・ホフマン、ブリュワーズに移籍

トレバー・ホフマンはミルウォーキー・ブリュワーズと1年$6M+出来高$1.5M払いの契約を結んだ。昨年の成績は3勝6敗30セーブ、防御率3.77。ホフマンは1993年にフロリダからトレードで移籍後、クローザーとしての才能が開花。MLB史上・・最多となる通算554セーブを挙げる活躍を見せ、1998年のワールドシリーズ出場にも貢献。トニー・グウィンに次ぐパドレスの顔となる。ホフマンはサンディエゴでキャリアを終えたいと予てから公言していたが、パドレスのフロントは球団筆頭オーナー、ジョン・モーアスの離婚に因る財産分与に伴う予算大幅縮小を迫られ、昨年秋に1年$4M出来高無しという相場を下回るオファーを提示。その後交渉が事実上決裂していた。

ホフマンへの低いオファーに関してKTが「トレバーには残って欲しいけれど、本当にお金が無いんだ。」とシンプルかつ切実なコメントを残していたこともあり、残留は諦めていました。2009年シーズンの予算が$40Mと目されている中、今日契約が発表されたスコット・ヘアストンとの1年$1.25M計上されていました。ピーヴィー、ヤング、ゴンザレス、ジャイルズ、ゲラット、L・ロドリゲス、ヘアストン7選手の2009年サラリー合計が$31.2M。残りの33選手に割く金額を考えると、どう捻ってもホフマン再契約は不可能。それにチームバランスを考えると、チーム年俸$40Mの球団がクローザーに$6Mを払うわけにはいきません。来期クローザーを務めるであろうヒース・ベルにも、最低$1Mは支払うでしょうし。

ホフマンの移籍により、1998年NL優勝時最後のメンバーが去ってしまったことになります。監督もオーナーも代わり、KTと首の皮一枚で残留しているピーヴィーを除けば、おそらくつかみタイムズ開設から数えても唯一の残留メンバーでもあった筈なので、面子が一巡してしまったなという気がします。グウィンと異なりパドレス生え抜きではないけれど、フランチャイズプレイヤーと呼んで差し支えない選手でした。パドレス退団は仕方が無いにしろ、ただミルウォーキーと共に移籍先として名前が挙がっていた同地区のドジャース入団だけはマジ勘弁してくださいと思っていたので、その最後の願いだけは叶いました。パドレスとユニフォームが似ているからあまり違和感が無いかと。

2010年のチームオプションはホフマン側が断ったとのこと。ベルが抑えで失敗したら戻ってきてサンディエゴで骨を埋めてください。くれぐれもヤンキースやボストンのワンポイントを2ヶ月務めてチャンピオンリング獲得とかは無しの方向で。
posted by つかみ男 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2008年12月07日

カリル・グリーン放出

パドレスは米国時間の4日、カリル・グリーン遊撃手をマーク・ウォーレル投手と後日発表選手との交換トレードで、セントルイス・カーディナルスに放出した。

2002年のドラフト1巡指名を受けパドレス入りしたグリーンは、マイナー組織を順調に駆け上がり、2003年シーズン終盤にメジャー昇格。2004年からはパドレスのレギュラー遊撃手に定着。
打率や出塁率は高くないものの、レフトポール際へのHRに象徴されるような長打力と、アクロバティックな守備でファンを魅了した。

2007年末に2年$11Mの契約を結んだが、2008年はスランプに陥り、シーズン100三振を喫した後に普段は感情を表に出さない性格の持ち主にも拘わらず用具入れを殴り左手を骨折。シーズン終盤2ヶ月を棒に振り打率.213、10HR、35打点という数字に甘んじた。

一方25歳のウォーレルは、右利きの変則投法リリーバー。速球は90マイル程度で、スライダーとチェンジアップが武器。昨年は3Aメンフィスで、58と2/3イニングを投げ、80奪三振。ただウォーレルのピッチング動画を見る限り、一番フォームが変則なところは、身体の開きが著しいところ

トランザクション分析は後日発表選手次第ですが、余程の選手が追加されない限り、このトレードで得しているのは間違いなくセントルイス。経費削減せざるを得ないにも拘わらず、資金潤沢なチームの遊撃手が定まっているため取引先が限られているパドレスの足元を見られています。いくらホゼ・バレンティン並みの成績しか残してないとはいえ、一応パドレス史上最高の遊撃手で、アウェイ通算OPSは.800超なんですけど。
posted by つかみ男 at 01:20| Comment(4) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2008年02月16日

トニー・クラークと1年契約

パドレスは昨年までトニー・クラーク一塁手と90万ドルで1年契約を結んだ。打席数に応じて55万ドルのボーナス、そして他球団にトレードで放出された場合にも50万ドルが支払われる。

クラークにとって6球団目となるパドレスへの入団は、地元凱旋となる。少年時代、ジャック・マーフィー・スタジアムで憧れのウィンフィールドやグウィンのプレーを目の当たりにし、サンディエゴ東部のエルカホンの高校に通っていた頃、ジャイルズと知り合いになった。また、全体2位指名されて入団したタイガースのマイナーチームでプレーしながら、サンディエゴ州立大出身でバスケットボールもプレーしていた。昨年アリゾナでの成績は.249、17HR、出塁率.310。

トランザクション分析
インパクト・・・☆☆★
スマート・・・☆☆★


安い。ほめ言葉にはならないが、昨年のホゼ・クルーズ並に安い。昨年前半にアリゾナから提示された2年$3Mのオファーを受けていればこんなに安くならなかった筈。だが一塁控え+代打+インターリーグのDHという狭い役割しかパドレスでは与えられない。昨年の13打席に1HRという割合が示す長打力は魅力だが、打者有利のチェイスを飛び出したアウェイのOPSは.605。せめて外野の両翼をブキャナン程度に守れれば、使い道は広がりそうだが、そうでなければ二遊間の選手控えを補強したほうが良さそう。
posted by つかみ男 at 01:42| Comment(2) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2008年02月13日

カリル・グリーン契約更新

パドレスは、カリル・グリーン遊撃手と2年$11Mの契約を結んだ。2008年に$4.5M、2009年に$6.5Mのベース給が支払われる他、2008年度の打席数に応じた最大$0.5Mのインセンティブボーナスが加わる。

トランザクション分析
インパクト・・・☆☆☆★
スマート・・・☆☆☆


グリーンは2008年が調停権取得2年目。パドレスは3~4年の契約を希望したが、FA権取得以降の契約延長は叶わなかった。つなり2年分の調停を回避するための契約だったということ。KTは「金額の問題ではなく、グリーンは(家族の居る)東海岸に行きたいらしいよ」とコメントしている。

27HRを放った28歳の遊撃手に払う金額としてはお買い得だが、出塁率が3割に満たない選手に払う金額として適正だろうか?そもそも、カリル・グリーンという選手のチームへの貢献度は測りづらい。

長打力はあるが、出塁が見込めない遊撃手。守備はアクロバティックだが、数字的には普通。外見は全く異なるが、成績だけ比べるとホゼ・バレンティンのような選手であり、5番より上の打順にはあまり置きたくはない。遊撃手に限ったWin Sharesで比較しても、過去3年は12~15位と、真ん中よりやや良さげというポジションに定着しつつある。もし金髪の貴公子グリーンの中身がホゼ・バレンティンだと知ったら、この金額を払うのはメッツかドジャースだけだ。

打率が30ポイントぐらい上がるか、HRがもう10本ぐらい増えるような、もう一段上の活躍が望まれる。
posted by つかみ男 at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2008年01月23日

ケビン・タワーズ契約延長

パドレスはKTことケビン・タワーズGMと、2010年までの契約延長の合意に達した。25年前にブリガム・ヤング大学からドラフト1巡指名を受けた元マイナー投手は、スカウトを経て1996年シーズンからパドレスGMの座に就いた後、過去4度の地区優勝を果たした。パドレス史上最長在任期間記録を更新中で、MLB30球団の現職GMの中でも、同一チームでの在任は最長。

以前2007年で契約切れって書きましたけれど、2006年オフに2008年末まで更新していましたね。失礼いたしました。

仮にピーヴィーやグリーンが居なくなってもパドレスに注目し続ける自信はあるけれど、KTが居なくなったらちょっと寂しくなるなとは思っていたので、個人的には大歓迎です。ここ数年の費用対効果からするとエプスタインやキャッシュマンはおろか、ビリー・ビーンやマーク・シャパイロも凌ぐんじゃないかと思われるほどの活躍を挙げているKTですが、そんな彼の編成術の中でも、特に投手の補強は実に興味深い。とにかく無駄金、それ以上に無駄な契約年数を費やさない。ブルペンのメンバーに至っては半分以上が調停権すら持っておらず、先日ホワイトソックスと先日契約したラインブリンクの年俸1年分で、ホフマン以外のリリーバー全ての年俸が支払えてお釣りが来るという締めっぷり。そんな投手達が両リーグ最小防御率を記録するから痛快だ。

KTがマイナー投手時代にメジャーのキャンプに呼ばれレギュラー陣相手の打撃投手を任された際、スティーブ・ガービーの頭部にデッドボールを当てた事が当時の監督ディック・ウィリアムズの逆鱗に触れ、マイナーに落とされたという話を思い出した。だが現在ではガービーよりも遥かにパドレスへの貢献度が高くなってしまった。
posted by つかみ男 at 22:18| Comment(2) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする

2007年12月27日

プライアー獲得

パドレスは元カブスのマーク・プライアー投手と固定給$1M+出来高$3.5Mの1年契約を結んだ。2009年以降のオプションはなし。

2001年ドラフトの全体2位指名を受け、メジャー2年目の2003年には18勝を挙げ防御率は2.43。サイヤング賞投票3位、オールスターにも登板したが、後にアキレス腱、肩、腹斜筋、肘に故障が発生。そのため2004年以降通算で18勝しかしていない。2007年4月に右肩の手術を施され、現在は平地での投球に制限されている。復帰は早くて5月中旬。

トランザクション分析
インパクト・・・☆☆☆★
スマート・・・☆☆☆☆★


ウルフ、エドモンズに続くKTの単年博打第3弾。

14球団が獲得を争っていたと噂されていたプライアーが、すれ辛いオファーを受け入れてまでパドレスに来た理由として、①サンディエゴ出身②投手有利なペトコで翌年のFAバリューを上げやすい③元カブス同僚のマダックスや、サイヤング投手ピーヴィー、大ベテランのホフマンらと投げる機会④元投手、元投手コーチが監督を務めているつまり制限投球数4800球に設定する楊枝を咥えたおっさんが監督ではない、ということが挙げられている。

机上では最大$3.5Mのインセンティブが獲得可能だが、このうち$1Mは、1シーズンを通して25人メジャー出場枠に残った場合に支払われる。また、6~10試合目の先発登板ごとに5万ドルが支払われる。以降、先発ごとに11~15試合目に10万ドル、16~20試合目に15万ドル、21~30試合目に20万ドルとボーナスは上がる。この条件を考慮すると、6月にプライアーが復帰した場合に稼げるインセンティブは$2Mちょっと。

プライアーのキャリア奪三振率は10.36で、今年のNL奪三振王ピーヴィーの9.02を大きく上回る。もし4ヶ月だけでもかつてのプライアーに戻ってくれたら、年俸が3倍でもバーゲンだ。また最悪のケースで今季絶望でも失うのは$1Mのみ。今オフのKT単年博打の中では最も確変時の当たりが最も凄まじく、リスクも最小。

ただ気になるのが、昨年故障を抱えずシーズンを投げきった先発投手がピーヴィーとマダックスだけという薄い現状。残り3つの先発枠がジャーマノとショーン・エステスとグレンドン・ラッシュ(二人ともマイナー契約)で埋める事態になったら、優勝争いは困難を極めるだろう。それぞれは良い契約だが、ひとつのチームが試みて良いギャンブルの度数を超えている気がしないでもない。
posted by つかみ男 at 23:57| Comment(4) | TrackBack(0) | パドレス-人事異動 | 更新情報をチェックする
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